“骨髄移植”“骨髄バンク”という言葉を耳にした事はあっても、詳細を知る人はまだ少ない。
難治性血液疾患の中でも“白血病”はよく知られているが、
その発病のメカニズムは未だ解明されておらず(放射性被爆を除く)、日本だけでも、年間に5,000〜6,000人が発症する、誰にでも起こりうる疾病である。
近年、白血病のタイプによっては、化学療法で治癒するケースもあるが、治療の手だてが“骨髄移植”しかない場合も多く、
血縁者間でドナーが見つからないことは珍しくない。
その場合、数百から数万分の一の確率で白血球の型(HLA型)の適合するドナーを非血縁者から探し出すのだが、最終的に“骨髄の提供”を得るには、ドナー数がまだまだ足りないのが現状である。
骨髄移植に代わる新しい治療法として、“さい帯血移植”も症例数を伸ばしてはいるが、依然、骨髄移植の果たす役割は大きい。